2008/2009 ドイツ&ノルウェー&ベルギー

2009年1月1日(木) ブリュッセル〜リール〜アントワープ

この旅で唯一、ひとつのホテルに連泊し丸々一日、観光に使える日。そして翌日には帰国と言う日。ベルギーの観光というと、ブルージュ〜ゲント巡りやアントワープ観光が定番のよう。自分もどちらかと言うと、ブルージュ、ゲント巡りをしようかなと思っていたけど、出発の1週間前に「ベルギーの田舎町」という本を買って、行きたいと思った小さな町、リール[Lier]に興味が湧きました。どうせなら普通の人が行かないところへ行きたいとも思い。結局、朝になり、アントワープ行きを決め、行かれたらリールまで足を延ばそう、だめならアントワープ〜ゲントの組み合わせにしようなんて思い、ホテルを出て、アントワープまでの往復券を購入。電光掲示板を確認して、列車へ。


列車は意外にもきれい。今回で一番きれいでした。2階建てで、間違えて1等車に乗っちゃったかなとも思いました。


1時間足らずでアントワープ中央駅に到着。近代的な駅だなと思っていたら、上に行くにつれ、歴史のある趣が。


だいぶ、歴史的でゴージャスな役でした。ベルギーの時刻行はドイツと同様に行先に関係なく、時刻順に列車情報が羅列。大体、1方向に30分に1本と少ないです。見ていると「Lier」とい文字を発見。


20分後くらいに出発でホーム番号も確認できたので、これは行かれると思い、さっそくチケット売り場を探す。乗客のいない個室のような席を見つけ、のんびり車窓からの街並みを眺めていこうと思っていると、若いチンピラ集団が乗り込み、タバコは吸うは、大声で歌を歌いだすはで散々な状況。またもベルギー人に失望。


09:57 15分程度でリールに到着。


駅舎と隣接しているのはブラスリーのようでした。


小雪が舞う中、さっそく街歩きを開始。


小さい川などもあり、良い雰囲気です。老夫婦が前を歩いていました。


かわいらしい街並み。夏とかに来ても良かっただろうけど、クリスマスシーズンもやはり良い感じ。ま、クリスマスは過ぎているけど。。。




迷子にならないように、道順を記憶に留めながら、奥へと進んでいきます。あいにくの曇り空ですが、いい街並み。晴れた日も見てみたいです。


10:13 鐘楼があるマルクト広場まで来ました。15分おきに鐘が鳴るらしく、ちょうどなり始めました。

ムービー


さらに奥へ。


川が流れます。夏もきれいなのでしょうが。今は寒そう。


シント・グマルス教会に到着です。


教会を外から見て、次の目的地へ。


道標。。。なんとなくわかるので助かります。


リールの顔とも言える目的物「ジンメルの塔」がある広場まで来ました。塔の向い、入口的なところは何やら改修中。


10:30 ジンメルの塔 何やら天文学的


サイクリングコースにもなっているらしいです。


だけど、駐輪禁止マークも結構、見かけました。


何か記念ベンチ的なものを発見。


そして場所を取っている、不思議なオブジェ。次に向かうところは、地図で見ると、この先のうようだけど。


扉を通って良いのかどうか、少しためらい、まぁ、なんとななるさと進入。


キリスト教的なものを発見。


仏教文化とは色合いが違い、それも面白いです。


ペギン会員


塔のある広場まで戻ると、1月1日なのに何やらオープンしているお店を発見。


10:50 寒い中を歩いていたので、温かいものでも飲みながら、軽く何か食べるかな。。。。と思いつつ、結局、ビール。リールでしか飲めないビールだそうです。



店の中はお年を召した方々が2グループ、新年の集いを楽しんでいるかんじでした。ボクも何故だか握手で迎えられました。メニューがあるか聞くと、メニューはないが、サンドイッチやオムレツが作れるとのこと。果物やハムもあるとのことでしたが、トマトが好きなので、ベルギーオムレツトマト入りを頼みました。パンもついてきて、美味しく頂きました。帰国後、結構、真似て作るようにもなりました。ビールにオムレツ、そしてアットホームな雰囲気、とても楽しました。


お店に1時間近くいて、小さい街でしたが2時間程度の街歩きを終え、駅に戻りました。行先も少ないのですが、アントワープ中央駅へはわかりやすい掲示でした。


言葉がいらない、おしゃれな標識。中で少し暖をとりました。


列車到着。中はきれい。


12:25 アントワープの街歩きを開始。歴史的な街かと思っていたら、結構、都会的。


ビルと古風な建物が隣接。



「故きを温め。。。」っていう感じです。


なんとなく、東京銀座とかにも似たような雰囲気。そう思った途端に話題のH.M。


道一本、メイン通りをそれて寄り道をすると、可愛い絵が描かれた門がある学校と教会を見つけました。


道を戻り、足を進めると、あの「フランダースの犬」の最後の舞台となったノートルダム大聖堂が見えてきました。


この街は赤や黄などはっきりした色合いがオシャレに街並みにフィットしているように感じました。




12:50 大聖堂、到着です。





聖堂の前は広場。お土産屋さんなどありました。


きれいでしたが、うっかり中に入れるかチェックするのを忘れました。ネロとかパトラッシュのことは詳しくないのですが、絵があるらしいです。ただ、現地人にはあまり気にされておらず、日本人が多く訪れたことにより作られた聖堂前の記念ベンチも破壊されていました。


市庁舎です。こちらの前も華やか。スケート場がありました。





面白い街並みです。








またまたすぐそばの大聖堂。


せっかくなのでシュヘルド川方面まで歩きました。



ステーン城(国立海洋博物館)





見ごたえのある街並みです。


リールがのんびりと街並みを楽しめたのに対し、こちらはキレイだけど、少し都会化しすぎている感じもあり、少し興味が薄かったです。


14:54 ブリュッセル中央駅へ到着。目の前が利用したル・メリディアン。本当に便利。少し休んですぐさま街歩き。


またグラン・プラスへ。昼間、明るい中でみてもやはり素晴らしい。

ぐるりムービー


セルクラースの像。今日は左から右へとしっかり撫でました。





華やかなチョコレート屋さん。しかし、チョコには触手が伸びません。そしてもう一つ。ワッフルと言ったらベルギー。ベルギーと言ったらワッフル。生クリームは好きなので、こちらは当然。人が沢山並んでいる店もあるけど、わざわざそういうことはしたくない。そして込んでいるお店はケーキ屋さんやパン屋さんのように作り置き。こちら、お客さんゼロのお店は上の中から選んで頼むと作ってくれる、できたてが食べられました。


んーもう、すごく美味しい。人気店じゃないのに全然美味しかったです。寒かったせいか、白人さんたちはみんな食べ歩き。一人で椅子に座って景色と味を楽しみました。ここのは特に、上の具が多かったみたいです。ベルギーを満喫っていう思いがこみ上げてきました。


有名なショッピングアーケード、ギャルリー・サン・チュペール。1月1日なので閉まっているお店も多かったけど、雰囲気を楽しめました。


チョコ屋さん。素晴らしい。


グラン・プラスを後にし、サン・ミシェル大聖堂から駅脇を通り、駅の東へ。道標もおしゃれ。


市庁舎の先っぽが見える景色も良い感じ。右下は国会議事堂です。


グングンと歩いて、EU本部。正直、地下鉄に乗れば良かった。。。


なんとなく融合をイメージさせるオブジェ。


ブリュッセルの凱旋門。


西洋の人々は結構、こういうの好きみたいでした。


歩くのにも少し疲れて、地下鉄へ。これまた分かりにくいホームでした。列車の中では黒人同士が掴み合いの喧嘩を始めるし。。。


ルイーズ広場に来てみました。って、ブランド街。自分には関係なし。。。


街歩きを楽しみ一旦、ホテルへ。食事でもしようかと散策開始。結局、グランプラス周辺をウロチョロしてブラスリーへ。若いグループが数グループ集まってきていて、見ていてなんとなく面白かったです。この日もビールを頼むと、「Jupiler」が出てきました。少し飲みながら、ガイドブックを見て、3杯目に「Leffe」を頼んでみました。甘口で美味しかったです。この原産のディナンって街も行ってみたかったです。。。ここでは食事は望めないので、店を出ます。


色々と歩いて探したのですが、時間帯的にもどこも結構、混雑。グラン・プラス近くでお客さんゼロのお店を発見。混雑が嫌いだけど、なぜかこういう店にひきつけられてしまう。中に入り、英語のメニューがあるか聞いてみると、英語のメニューはないけど説明するからノープロブレムとのこと。英語で説明されてもこちらは問題あります。。。と思いつつ、メニューを覗いてみると、それほど高くない感じ。


魚と肉、どちらが良いか聞かれ、肉と答える、そこから説明が始まり、ダックをチョイス。待つ間にグラスワインを勧められ、いただくことに。甘さと渋さがちょうど良い、美味しいワインでした。そして料理。カモ肉に甘酸っぱいソース。何か聞いてみると、チェリーだそうです。すごく美味しい料理でした。


調子に乗り、せっかく開けてくれたワインをお代わり。マインツでスープが美味しかったのでここでも頼んでみました。野菜たっぷり、サッパリとした美味しいスープでした。


カモ料理18ユーロ(2304円)
スープ7ユーロ
ワイン2杯8ユーロ
合計33ユーロ。(4224円)

少しだけ贅沢だけで、日本でよくわからない美味しくない高級フランス料理とかを食べるよりは全然、満足。ごちそうさまでした。

Restaurant == L'EPERON D'OR ==

RUE DES EPERONNIERS 8 -1000 BRUXELLES

ワインに弱い自分はこの後、ホテルへ帰り、10時前には頭を抱えながら、倒れるように眠りについてしまいました。




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