Travel'  2007 China  2007年中国、杭州&上海旅行記

5月3日

【上海へ】

 5月3日、日本航空の成田から上海へ行く朝一番、10時少し前のほぼ満席の便で上海の浦東空港へ到着しました。空港は比較的キレイで、出口を出てからの白タクのお誘い攻撃はありませんでした。大型連休と言う事もあり、市内での両替に不安があり、空港で多めに両替をしました。


 市内への移動は少し料金が高いと知りつつも、せっかくだから乗ってみようと決めていたリニアモーターカーに乗りました。到着ロビーから3階へ向かい、指示に沿って乗り場まで移動。料金は50元と100元がありました。贅沢してみようかとも思いましたが、安い方で乗車。中はゆったりしていました。最高時速の時速341kmを体験。時速の電光掲示を撮影しようとしましたが、結構振動していて、ブレてしまいました。



 市街に入り、地下鉄2号線へ乗り換え。サッと写真を撮って、乗ろうとすると、乗る目の前で扉が閉じられ、無情にも列車は走り去ってしまいました。さっそく上海の洗礼を受けた感じでした。次の電車からは、周りを見回し慌てて乗り込むことにしました。

【上海の地下鉄事情】

 上海で地下鉄へ乗り込もうとすると、物凄く驚くことばかり続きました。それは何かと言うと、今まで行ったタイや台湾では、若者達もゆっくりと列車に乗り込み、年寄りなどが来たら、即座に席を譲ると言う、心が洗われる光景が見られたからです。それに比べて、上海の地下鉄では、降りる人が降りられないまま、乗り込む人達がドンドン列車になだれ込み、走って座席の奪いあいをするのです。
 座って、その光景に驚いていると、若い女の子達がダッと走ってきて、6人掛けの所に7人が座り、もうボクの上に半分女の子が乗っている状態になりました。びっくりしました。まぁ、自分もすぐに真似して慣れる様にしましたけど。

【ホテル インターコンチネンタル 浦東上海】

 時間的に、ホテルのチェックイン開始時間に良かったのでホテルへ向かいました。地図で見ると、2号線の「東方路」という駅が近い感じでしたが、色々な情報で、「東昌路」駅が最寄、「東方路」は工事のため閉鎖中などとあったので、その駅で降りて歩き出しました。地上へ出ると、さすがに広い。そして、人がすごく多い。歩き出してとっても刺激的な感じでした。途中で何人にも変な感じの男性達に声をかけられつつ、15分くらいで予約していたホテルインターコンチネンタル浦東上海へ到着。無事にチェックインをしました。
 

 ホテルはさすがに5星。広々としていてキレイでした。1泊だけなんてもったいない感じもしました。一休みして、魯迅公園などがある虹口方面へ。とりあえず「東方路」駅へ向かうと、なんとか数分で到着。やはり「東昌路」よりは近く、2号線、4号線ともに乗ることが可能でした。ただ、駅名は「世紀大道」というような名前に変わっていました。(2007年5月現在)

【多倫路文化名人街】


 4号線から3号線へ乗り換え、「東宝興路」駅で降車。地図を片手に繁華街らしいところを歩くと、なんとか、旧日本租界地だった虹口エリアの「多倫路文化名人街」へ到着。東京の昔の神田古本屋街をもっとレトロに残しているという感じで、建物も趣がありました。


【魯迅公園】

 そこから、またも地図を見ながら、駅を探していると、魯迅公園入り口に到着。その入り口には切符売り場らしい看板の文字が。この日は、翌日の杭州までの列車のチケットを購入しに駅まで行こうと思っていたのですが、これはラッキーと思い、即座に飛び込みました。少し並んで、順番が来て、交渉開始。買いたかったチケットよりだいぶ遅い時間で、チェックインギリギリとなりそうな空調快速の指定席が取れました。ネットでの情報で中国の大型連休に当っていて、取るのが難しいと言われ、焦っていたのですが、なんとか取れてよかったです。


 魯迅公園ではあちらこちらで、色々な生演奏、歌などが聞こえてきました。年輩の方が多かったですが、面白かったです。

【遠回りして夜景へ】

 翌日の杭州行きチケットを買いに、上海南駅へ行く必要がなくなったため、少しノンビリするかということで、時間的に閉園時間迫った場所へは行けないと思い、かの有名な繁華街、南京路へ向かうことに。地下鉄と路線図を見ると、上海駅で3号線または4号線から1号線へ乗り換えられるように見えるのですが、上海駅へ着くと、駄目だと言われ、4号線を遠回りで戻り、2号線を使うことに。かなり時間をロスしてしまいました。また、人民広場を挟んだ「石門一路」「河南中路」はそれぞれ「南京西路」「南京東路」と駅名が変わっていました。
 「人民広場」駅から南京路をブラブラすると、途中で周荘出身の若い女性2人組みに声をかけられました。一緒に観光をしようと言われ、少し一緒に歩いていましたが、初めての地で不安も多く、一人で気ままに歩きたかったので、マクドナルドで高い6元(92円)のコーラをご馳走し振り切ることに。ノンビリ景色を見れないまま、外灘方面へ向かいました。

【憧れの上海夜景】



 南京路から黄浦江近辺へ出ると、辺りはすっかり暗くなっていて、驚きの夜景に遭遇しました。河を挟んで、歴史的な夜景と近代的な夜景。物凄い数の人がいて、ノンビリとは行きませんでしたが、写真やテレビで見るよりも全然、圧巻と言える景色を自分の目で見て、肌で感じることができました。


 混雑の中、歩き続けてかなり疲れましたが、浦東側へパッと移動したいと思い、ガイドブックを見ると、丁度近くに、渡し舟乗り場があることがわかりました。


 探して見ると、入り口をすぐに見つけられました。改札のような所で、コインを入れているように見えたので、真似て2元を入れようとすると、すぐ近くの切符売り場で、水色の丸いメダルのような切符を買うように注意されました。そして渡し舟を使い、河を渡ると、今度は今まで歩いていた外灘の夜景が見渡せました。そして反対側からきれいに見えていた東方明珠塔。近づくと、益々キレイでした。


 段々、塔に近づき、登ろうとチケット売り場へ。意外と空いているなと思ったのですが、並び始めると、塔の周りをグルグルと並んで待つことに。結局、登って降りてくるまで、2時間もかかりました。物凄い混雑に加え、中国人の割り込みの嵐にもうウンザリしました。おまけに終電ギリギリで、食べる店も見つけられず、コンビニで食べる物を買ってホテルへ帰ることになってしまいました。途中の屋台で色々と食べたりはしましたが。東方明珠塔は見て、雰囲気だけ満喫して、昇らないで帰れば良かったと後悔してしまいました。


 両替レートも悪く、途中でコーラを買わされ、無駄なお金を使ったなと思いましたが、おサイフの中を確認すると、200元くらいしか減っていなく、思い返すと、リニアモーターカー50元、杭州行き列車のチケット49元、東方明珠塔100元以外、ほとんどお金を使っておらず、お金が減らないことにビックリしました。



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