Travel'  2007 China  2007年中国、杭州&上海旅行記

【旅のはじまり】

 せっかくのゴールデンウイーク、毎年のように家でダラダラDVD鑑賞をしていても仕方が無い。一人身で体が自由なうちに旅に出よう!と、思いましたが、このシーズンはチケットも高いし。。。ということで、この旅ではまたもや日本航空(JAL)のマイレージプログラムで貯めたマイルを使って航空券を探すことに。探し出すとさすがにこのシーズのチケットは無く、唯一、中国の青島行きが3泊4日で取れそうでした。青島。。。なかなか良さそうだな。でも、やはりGWの混雑時にわざわざ成田へ行くのもと悩んでいるうちに、3泊の日程のチケットが空席なしになってしまいました。
 3泊日程でとれそうで、ゆっくりできた物が、2泊3日日程しか取れないと思うと、少し悲しく、見送ることに。まぁ、仕方が無いかと諦めつつ、中国のガイドブックを見ていると、杭州という地に興味が湧きました。多分、なぜだか心の中で、キレイな夕日が見たいという思いが根付いているからだと思います。1月の台湾、2月の松江でキレイで有名な地で悪天候のために見逃し、どうしても水辺でキレイな夕日で心を癒したいのです。
 
 とはいうものの、杭州路線は毎日出ているわけではなく、JALでも自分で都合の良さそうな金曜発などもなく、杭州訪問は難しそうな感じでした。そして一度は諦めたものの、やはり出かけたい!と思い、毎日、JALのサイトで成田−青島線の空席が出ないかをチェックしていました。すると、たまたま杭州路線を見てみると、なんと今回の連休でカレンダー通りで3泊4日できる便に空席が。ためらわず予約してしまいました。連休のおかげで成田木曜発便があったのも、ラッキーと思い、行くべきだと思いました。
 こんなわけでなんとか杭州行きの航空券を確保。次はホテルです。さすがにゴールデンウイークでもあり、満室も多いらしく、焦りだしました。数件、問い合わせなどを繰り返していると、価格も安く場所も良いホテルが2連泊だけなら取れそうだとわかり、それならばと1泊は上海まで足を伸ばすことに決定。4月13日、ホテルも確保できました。

 上海は以前から一度は行ってみたいと思っていましたが、昨年、両親が行き、二人とも色々な物にがっかりしてきたとか。自分も過去に行きたくて行った香港でがっかりした経験もありますが、とのかく一度は自分の目で見てみなくては解らないと思い、短時間ですが訪問することにしてみました。

【旅のテーマ】

 杭州で湖畔でノンビリ過ごし、夕日を堪能する!

 現在の上海を自分で見て感じる!


【飛行機】
 日本航空:特典航空券 エコノミークラス 4/10予約
 航空券:無料 成田空港利用料¥2,040 燃料サーチャージほか:¥8,800 そのほかも含め合計¥12,6100

  JL635 5/3 09:55成田   ---   5/3 12:15杭州
  JL636 5/6 13:15杭州   ---   5/6 17:15成田

 杭州IN、上海を回って杭州OUTを予定し、4TRAVELに参加の皆様からアドバイスを得て、計画を練りましたが、やはり杭州の蕭山空港着後3時間以上をかけてバスと電車を乗り継ぎ、17時頃上海に着くのは時間の無駄かなと思い、上海へ行くことをやめようかと悩んでいました。そんな中、出発のちょうど10日前、成田発上海着の特典航空券に空席が出ました。即座にJALに電話し、変更の手続きを依頼しました。

  (変更後)
  JL791 5/3 09:50成田   ---   5/3 12:00上海
  JL636 5/6 13:15杭州   ---   5/6 17:15成田

【宿泊】
 
 5/3     ホテル・インターコンチネンタル・浦東上海     PRIORITY CLUB  1泊598元(税等別、事前カード決済)
 5/4〜5   世貿・西湖四季都市酒店(Ssaw Hotel)       楽天トラベル利用 1泊528元(税別、現地支払い)

【両替】

 中国も大型連休に入るということで、両替機会を心配し、空港で多めに両替をしました。しないでもレートは変わらないということでしたので。ただ、手数料も含めると、思った以上にレートはよくは無かったです。中国の短期旅行で1番良いのは、クレジットカードでキャッシングをして帰国後に即座に返済するのが良いと思いました。

  銀行の両替所での両替                     1元=16.87円
  セゾンカードVISAカードキャッシング2日後返済      1元=15.91円

【物価】(1元16円で計算します)

 缶ビール500ml            5元 = 80円
 マックのコーラ             6元 = 96円
 食堂のそば              10元 = 160円
 杭州路線バス(端から端まで)   2元 = 32円
 上海〜杭州(新幹線)        50元 = 800円
 足浴+全身マッサージ       50元 = 800円       

【言葉】

 広大な土地と歴史を持つ中国には多くの言葉も存在しているのですが、その中でも3大言語と呼ばれるものに、北京語、上海語、広東語に分かれています。普通、中国語というと、普通話(プートンファ)とも呼ばれる北京語のことを言います。北京語は発音がすごく難しく、イントネーションを変える四声と、子音を発する方法に巻き舌音や舌尖音など、色々な発生、発音方法があります。ボクは10年くらい前にNHKの中国語講座などで勉強して、多少は北京語が話せるようになったのですが、その立場から広東語とは何かホワンホワンという発音の感じでうるさい言葉にも聞こえます。ジャッキー・チェンでも有名な香港などが、広東語の地域に当ります。
 上海は当然のごとく、上海語を主言語としています。ただ、上海の人達は中華思想がもっとも色濃く残っているという感じで、自分達こそ中心だという意識が強いようなのです。例えるなら、フランス人が英語が理解できてもフランス語しか使わないように、上海人は上海語しか使わないという感じなのです。と、言っても、それは北京の人も同様で、空港や駅、お店でも英語はほとんど通じないのですが。
 そんなわけで、今回の旅では、以前の北京、台湾旅行よりも、言葉の壁で苦労しました。と言うのも、こちらが北京語で質問したりしても、上海語で答えが返ってきたりします。また、北京語で返ってきても、発音がだいぶ違う感じがするので、ボクの頭の中で理解するのに数秒かかったりするのです。上海人の言葉は北京の人たちより四声や巻き舌など、あまり意識をしていない感じで、平らな言葉のような気がしました。さらに言えば、日本語にも似ている感じがして、たまに日本語が聞こえたと思って振り返ると、普通に上海語だったりすることが何回かありました。

 ちなみに杭州では英語はほとんど通じません。それ以上に日本語も通じません。上海でも概ねそんな感じでした。

【旅を終えて】

 以前から行きたいと思っていた上海、名前すら知らなかった浙江省杭州市西湖。どちらも実際に自分の足でその場に立ち、景色を見て、肌で感じられたことがすごく良かったです。

 上海はさすがに中国一の都市。色々な物が刺激的でした。ただ、人が多すぎた上に人々にマナーや他人を思いやる心が無い人が多かったのも事実であり、残念でした。マナーの悪い人には広東語と思われる人も多かったので、香港方面の富裕層も該当していたかと思います。正直に言って、学生時代から中国人には悪いイメージが強く、この旅でも益々悪印象を感じる点もありました。ただ、良い人も多いことも感じられました。

 観光地の西湖周辺も人が多く、思った以上に都会化していて驚きました。日本人に会うことはほとんど無く、一度、JTBのツアー集団を見かけました。ツアーだと、良いスポットを説明付きで浅く広く見ることができる点が非情に効率的で良いと思うのですが、短時間でサラッと見るだけで、深く感じ取れる物も少なそうだなとも思い、自分はやはり、きままな個人旅行が合ってるなと思いました。

 そして上海人は日本人よりもだいぶ垢抜けていて、陽気だなと思いました。みんな写真を撮るときなんかも、全然照れもせず、モデルのようにポーズを取っていて。ただ、みんな自分達中心主義という感じもあり、お互いに写真を撮ることを頼んだりせず、カップルも一人一人を交互に撮っているだけでした。その辺はちょっと寂しい感じがしました。

 ホテルの掃除の方やマッサージ師の方などとも話す機会もあったのですが、温厚で優しさも感じられました。今後はなかなか海外へ行く機会もないだろうと思い、大急ぎで上海と杭州を回ってきましたが、4日間では全然短かったなと思いました。一箇所でもっとゆっくり、色々なことをしてみたかったです。
 


TravelTop 5月3日 5月4日 5月5日 5月6日


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