'  2008 Malaysia & Indonesia クアラルンプール&ジャカルタ旅行記

8月23日土曜日

 朝、7時頃の列車に乗り、成田空港へ向かう。いつもより早めの約2時間前に空港に到着。チェックインカウンターへ向かうと、すでにキャセイパシフィック航空のカウンターは様々な人種で混雑をしていた。意外なことに白人家族なども多かった。
 30分程待ち、自分の番が来た。すると、台風の影響で乗り継ぎができなくなる可能性があるので他の会社の便に振り替えますとのこと。もしや昔、体験したJALビジネスクラスへの振替?とも思いつつ、JALだとかなり遅い便になるはずと思っていると、全日空の便になります。自力で荷物を持って、シャトルバスに乗り、第一ターミナルへ行ってチェックインしてくれとのこと。
 なんだ全日空かと思いつつ、チケットはNH4桁便。さては共同運航便だなと察しがつきつつ、キャセイの係員にバス乗り場を聞くと、この階から外へでて、9〜18番あたりのバス乗り場で乗ってくれとのこと。言われるがままにバス乗り場を探すが見つからず、端から端まで歩いて、空港インフォメーションへ。1階に行ってくれとのこと。
 文句も言わず仕方なしに1階からバスにのり、第一ターミナルANAカウンターへ行くと、凄い列。並ぶのが嫌だなと思い、念のために列を整理していたスタッフに確認をすると、マレーシア航空の便なので、第二ターミナルへ行ってくれとのこと。何ぃ!
 怒った所で仕方がなく、出発が1時間遅れ、チェックインまで2時間かかり、結果的には直行便で到着が2時間早まったのだから、良しとしようと思い込むことに。ただし、JALに加算する予定だったマイルがどこにも加算できず中に浮いてしまいました。


 飛行機はさすがにマレーシア航空。乗ると雰囲気がすでにマレーシア。CAさんの衣装も素敵でした。機材はボロ気味だったのですが、映画「カンフーパンダ」を一本だけ見て、ゲーム「上海」に明け暮れ、一眠りすると、南国感溢れる空港に到着。


 モタモタとして入国審査を済ませ、白タクオヤジどもを振り切り、KLエクスプレスに乗り込み、KLセントラル駅に到着。途中、デジカメにカードが入っていないことが発覚し、駅で購入。
 モアっとした地上に降り立ちました。ここは同じKLセントラル駅ですが、モノレール駅だけは少し離れた場所にあります。切符を買うときには駅員に札の単位が大きくて嫌な顔をされ、荷物が大きいので自動改札の脇を通させてくれと言っても拒否され。今までに無い、嫌な気分でスタートです。


 日本からネットで予約したクラウンプラザホテル。場所も価格も良さそうで、尚且つJALマイルが貯まるので選びました。モノレール、ラジャ・チュラン駅の目の前がこの景色でした。


 スタッフはやっと温かみのある人。予約を入れた1キングベッドではなく、ツインベッドでも良いですかと聞かれ、わざわざ聞いてくると言うことは、ツインが良い部屋ではないかと察知。2701号室、高層階、端の方の部屋でした。


 カーテンを開け少しかがむと、ばっちり!ツインタワーが望める部屋でした。もう感激!!即座に実家に電話し母に伝えるも、こちらの感動を全く理解してもらえませんでした。


 内装は広々とした感じがあり、清潔感もあり良かったです。サービス料、税込みで1泊一室125000円。いつもよりは奮発ですが、全然良いです。


23日19:00頃。
 さっそく、散策を開始。目指すのは勿論、「ペトロナスツインタワー」です。地図を片手に歩いて向かいます。途中、何件もビアバーを見かけ、「お!?ジャカルタとは違う!」と気持ちが弾みました。
 19:00頃から灯りが灯し始めました。
 

 到着すると。。。「スゲぇ〜〜〜」「スゲぇ〜〜」


 他に言葉はありません。やっぱり自分の目で見なくては。

23日20:08
 続いてしばらく歩いて地下鉄駅を見つけ、薄暗い列車にのり、マスメット・ジャメ駅へ。


 ガイドブックには土曜の夜のみライトアップと書いてあったような記憶があったので、絶対この日しか外せないと思い、第二目的ににしました。


 なにやら舞台だか会場だか設置で、景色の邪魔をしていましたが、来て良かったです。翌日の昼は天気が悪かったので、行くのが面倒になり、昼の姿を見ていないので、尚更です。


 この後は夜の中華街で食事をするか、ブキ・ビンタンで屋台食を堪能するか迷いましたが、小雨交じりで少し歩き疲れもあったので、10時までオープンしているKLタワーに行き、夜景を楽しんでこようかと一駅戻りました。そしてタワーを目指すも、付近の入り口がわからず、モノレール、ブキ・ナナス駅まで着いてしまったので、そのまま2駅隣のブキ・ビンタンを目指すことに。
 興奮の連続でホテルに着いたときから感じていた空腹感を忘れていて、遅めの夕食をとることに。屋台通りを目指す途中でもまた、KLタワーを望めました。


23日21:00 屋台へ到着

 おぉ!ビールが。ジャカとは違う。アジアに来ると、何故だかスープ麺が食べたくなるので、ミーゴレンを勧められるが、メニューを指差し「エナ?(美味しい?)」と聞き、注文。サテも10本でRM6(約198円)という安さ。一番ハマっているサテカンビンを注文すると、サテカンビンとサテアヤム(羊と鳥)を半分づつにしてくれるとのこと。ナイスな店員さん。一発目に満足のいくマレーシア料理を堪能しました。雨の中、傘の下の屋台で飲むビールもオツなものでした。
 そう言えば、食べる前に「地球の歩き方」を開いてみていると、編集スタッフと名乗るT氏が名詞を渡しながら話しかけ来ました。即座に信用するわけには行かないのですが、話しが本当なら、若いのに苦労しているみたいです。旅好きで憧れるような仕事ですが、話を聞くと、そんな苦労は嫌だなって思いました。


 その後、ブキ・ビンタンを歩いていると、数軒のマッサージ店が目に付き、オッチャンに掴まり、店の中へ。足マッサージを頼むと女の子が施術をするのかと思いきや、呼び込みかと思っていた禿げて細身のオッチャンがそのまま施術へ。見かけによらないパワフルな中国式マッサージを堪能。チップはどうかと困っていたけど、いらないらしかった。900円程度でした。

 ホテルへ戻ると、素晴らしい夜のツインタワーが。いいですねぇ。


8月24日 07:50

 2日目。唯一、丸々使える日。この日の目的はシャーアラムという地にある、新しく美しい、通称ブルーモスクを見ること。時間がかかるけど、朝早く出て、10:00〜12:00の見学可能時間に入れば、午後はよそを回れると踏み、8時半頃には出発しようかと計算。結局、準備も早く完了し、気持ちが昂っていたので、8時前には出発。朝の街を歩き出しました。


 まずはバスターミナルがあるパサール・スミ駅へ。目的地には非常に安く行かれるはずですが、おサイフの中身はあまりにもお金がなく、万が一に備えATMを探しました。がなかなか見つからず、時間を食ってしまいました。

08:30 中華街にある有名なヒンドゥー教寺院の遭遇。心が惹かれましたが取りあえず帰ってきてからにしようと思い、バスターミナルへ。


 バスターミナルへ到着。実物はもっと、もっと、汚い。その薄汚いターミナルの中を、ガイドブックに載っている番号のバスを探すも見つからず、事務所みたいな所を見つけて聞くことに。「サヤ マウ プルギク シャーアラム」。係の人、U80と書いたメモをくれた。助かった。


08:50 バスが来た。思っていたよりもキレイ。乗り込み、行き先を告げ、ボックスへお金を投入。切符をもらいました。RM2(66円)。安い。


 現地人ばっかです。路線バスの旅なので、各停留所に停まりながら、ローカル道路を走ります。


 ちょうどガイドブックの説明どおり、40分程走ると、右手にブルーのモスクが見えてきました。どこで降りたら良いかわからないし、見えるからと言って、暑い中、長い距離歩きたくないし。と言うことで、運転手さんにモスクを指差し、アソコに行きたいと言って、しがみ付くようにそばに張り付きました。


09:33 程よい時刻にバスは到着。終点ではありません。10時まで時間があるので、近くの博物館へ。 


 キレイな公園を歩き、段々とモスクが近づいてきました。


 きれいですね。せっかくKLまで来たのですし、見たいと直感が働いたものはわざわざ見に来て正解です。


 10時になったので、さっそくお邪魔させていただくことに。記帳をしてから入ります。肌の露出などが多いと、右に見えるアレをかぶらされます。


 中へ入ると、すごく閑散としていました。人っ子一人しかいませんでした。写真ダメとか携帯ダメとか英語で書いてあったのですが、現地人が携帯使ってるくらいだし、良いやと思い、写真を撮っちゃいました。




 しばらくブラブラして、帰りも同じではつまらないと、割高なタクシーを拾い、駅へ。10時半過ぎに電車にのり、10:45くらいの列車に。こちらもバスと同程度の料金でした。

11:23 KLセントラルに帰って来ました。左は列車、コミューター。右はLRT。乗り継いで食事とブラブラを兼ねた中華街散策へ。


11:41 朝、ゆっくり見なかったヒンドゥー寺院へ。何やら朝と違うなと恐る恐る覗いてみました。


 事前にガイドブックを見ていないので、入って良いのかもわからず、そばにいた人の顔色を見ながら恐る恐る靴を脱いで入ろうというしぐさをアピールすると、棚のカゴに靴を入れろとアピール返しが。無事、突入です。


 グルッと回っていると、やはり音楽が鳴り始めました。この時間に来て正解でした。面白かったです。


ヒンドゥー寺院 ムービー1  ムービー2  ムービー3  ムービー4

 何やら火を起こして、煙を皆で分けて貰ったり、奥の部屋みたいな中で、像に水をかけてと、今まで見たことがないものを見れました。

12:02 こちらも中華街にある関羽廟。


 イスラム、ヒンドゥー、中華の宗教、思想をコンパクトに回れる国でした。


 何を食べようかと歩きましたが、暑さのせいか、パッとするものが見つからず、冷房が効いているレストランへ。結局、中華風の麺です。豆腐のデザートも初めて食べました。屋台と変わらない安さでした。


12:49 暑いし、一度ホテルに戻ってシャワーでも浴びて、何か作戦でも練るかと歩いていると、マッサージ好きなボクがテレビで見て受けてみたいと思っていたフィッシュマッサージの看板を発見。おぉ!行ってみたいと思い、公衆トイレでチップを払って用を足し(今思えば、マッサージでトイレ借りれば良かった・・・)お店へ突入。

 さっそく、美味そうに食いついてきました。中には、「エ!?キミもがぶりつくの?」ってビビルくらい成長した大物もいました。そいつが来るとさすがに一味違った噛まれ具合でした。


 足は魚に、肩は人に。30分RM38(1254円)。極楽でした。マッサージを終えると、外は大雨。受付にいた男性スタッフが中華系の人で、軒先で一緒に雨宿りをしていけと。中国語と英語を交えてしばし談笑。そうしていると、繁華街のど真ん中だというのに、目の前で暴力事件が。ビックリです。観光客も迂闊にウロウロしてられないです。

 ホテルでシャワーをした後も、天気があまりすぐれず、観光気分も湧かず、ブキ・ビンタンでブラッと買い物。途中でマッサージでもと歩いていると、またもやオッチャンに掴まる。キレイな店舗でジュースや果物のサービスもある、ハイセンスなお店。まさかさっきのオヤジではなく、少しはキレイなお姉さんとかが施術してくれるだろう。という思いも空しく、客引きだと思っていたオッチャンに施術してもらいました。足、体45分ずつ。整体に近い感じなのか、背中やら首やら、あっちこっちボキボキさせられました。90分RM105(3465円)。日本よりぜんぜん安く、腕も確かなものでした。

24日19:00
 どうしてもキレイなお店に入ろうとしない私。またも昨日と同じ通りで探すことに。一度席に着くも、中華料理の単品っぽいものを出すお店は、意外と一品ごとが高く、安いお店を探しました。
 マレーシア料理が食べたいなと思い、サテカンビンRM6(198円)、ナシゴレンRM5(165円)、タイガービールRM16(528円高い!)を注文。各屋台から品物を持ってきて、その場で払う仕組みでした。千切れたお札を受け取り、それで支払おうとすると拒否されました。マレーシア人の腹立たしい一面です。ま、美味しい料理を堪能し、その後、買い物を済ませホテルへ。


 ホテルへは歩いて帰れる距離なので、途中のセブンイレブンに寄り、翌朝の軽食を購入。


 ハードロックカフェやら、どこかで軽く一杯やってこようかと思ったけど、翌朝、5時頃には起きたいし、いつもより内容は薄いけど何だか疲れる旅なので、ホテルでゆっくりすることに。


 部屋から時々、外を見ると、雲がかかってタワーの色々な顔を見ることができました。色々なホテルもあるのだろうけど、価格も場所も申し分がない、景色の良いホテルをチョイスできて良かったです。


8月25日 2泊のマレーシアを終え、インドネシアのジャカルタへ向かう日です。5時40分頃、チェックアウト。スタッフにタクシーかと聞かれるがモノレールと答え、出ました。多分、間に合うはずと思い。モノレール駅は始発前でまだ開いていなかったです。が、KLセントラル駅に着くと、マレーシア航空のチェックインカウンターがあり、大きいスーツケースもここで預けられたので、すごく楽になりました。おまけに空港のマレーシア航空カウンターはすごく混雑していたので、良かったです。



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